パンダアップデートとペンギンアップデートの違いとは?Googleペナルティの対象となるサイトはどのようなサイトか?

公開日:2020/01/16

最終更新日:2024/04/18

マーケティングガイド

無料で資料をダウンロード

SEOサービスのご案内
専門のコンサルタントが貴社サイトのご要望・課題整理から施策の立案を行い、検索エンジンからの流入数向上を支援いたします。

無料ダウンロードする >>

ペンギンアップデートとは、Googleが検索者の入力した検索クエリ(ユーザーが検索するときに打ち込んだ言葉やフレーズ)に対して、表示するWebページの順位を決めるために用いているGoogleのアルゴリズムアップデートの一つです。

スパム行為などGoogleガイドラインに著しく違反しているWebページに対しては、検索結果の順位を下げるといわれており、初めてアップデートが行われた2012年4月以降、何度かアップデートされました。

参考:SEOとは? 企業が実施するSEOの目的・内容とメリット・デメリット

ペンギンアップデートとは

ペンギンアップデートとは、検索順位を上げることを目的としたリンク構築やスパム行為を取り締まるアルゴリズムのアップデートのことです。Googleガイドラインに違反しているサイトやページは取り締まりの対象となり、検索順位を落とす結果になりました。

検索アルゴリズムの穴を狙い、グレーな手法を用いて高い検索順位を得ようとするSEOを「ブラックハットSEO」といいます。逆に、Googleガイドラインに沿って行われる適切なSEOを「ホワイトハットSEO」といいます。ペンギンアップデートは、ブラックハットSEOを対象にしたアルゴリズムアップデートだといえます。

2012年に発表されたこのシステムには「Penguin Update」というニックネームが付けられました。なお、名前の由来は、パンダアップデートと同じく「サイトの評価を白黒はっきりさせる」という意味を込めて、白黒配色のペンギンの名前になったといわれています。

ペンギンアップデートの更新履歴は以下の通りです。
Penguin 1.0 on April 24, 2012
Penguin 1.1 on May 22, 2012
Penguin 1.5 on October 5, 2012
Penguin 2.0 on May 23, 2013
Penguin 2.1 on October 4, 2013
Penguin 3.0 on October 18, 2014
Penguin 4.0 on September 23, 2016

かつてロールアウトされた、2012年の最初のペンギンアップデートは英語の検索エンジンクエリの3.1%に影響を与えたとされています。
その後、上記のような更新を繰り返し、ペンギンアップデートは、2016年に4.0の更新をもってGoogleのコアアルゴリズムに組み込まれ、違反行為をするサイトを取り締まり続けています。

アルゴリズムとは【コアアルゴリズム,検索エンジンアルゴリズム】 意味・用途

ペンギンアップデートが導入された理由

2012年頃までのSEO施策はコンテンツの質よりリンク数を重視しており、単にリンク数が多いだけの低品質なサイトが検索上位を占める結果となっていました。ペンギンアップデートの導入以前は、アフィリエイトを目的とした低品質なサイトでも、リンクの数が多ければ検索上位に表示されていたのです。ペンギンアップデートはこのような状況を打破し、ユーザーにとって有益なサイトを上位表示するために導入されました。

ペンギンアップデートの導入により、Googleをだますような方法で上位表示を狙うことは難しくなりました。その結果、ブラックハットSEOの効果は下がり、本当にユーザーのためになるようなコンテンツづくりが重視されるようになったのです。

ペンギンアップデートとパンダアップデートの違いとは

ペンギンアップデートとパンダアップデートは、どちらもGoogleのアルゴリズムの重要な更新ですが、評価対象が異なります。

ペンギンアップデートは、不自然なリンクやスパムを含むリンクなどを取り締まります。一方でパンダアップデートは、Googleによれば高品質で独自性の高いコンテンツが検索結果に確実に表示されることを目的とし、コンテンツの質を評価し、低品質なコンテンツや内容の薄いコンテンツにペナルティを課します。

これらのアップデートは、単に検索順位を上げるためにつくられたサイトを排除し、Google検索結果の質や公平性を高めるために行われています。

パンダアップデートとは?目的とSEOへの影響、対策を解説

ペンギンアップデートのペナルティ対象となるサイトとは

ペンギンアップデートは次のようなサイトに対してペナルティを課しています。いずれもランキングを操作し、不適切な方法で検索上位に上がることを目的とした行為です。

悪質なリンクがある

購入したリンク、自動生成されたコンテンツからのリンク、隠しリンク、低品質なサイトからの不自然なバックリンクなど

クローキングを行っている

検索エンジンのクローラーに見せるコンテンツと、ユーザーに見せるコンテンツを意図的に変える

リッチスニペットを不正利用している

ディスクリプション(検索結果に表示される要約)に加えたレビューや画像などに、実際のページと異なる内容を載せる

キーワードを乱用する

コンテンツ内に過剰にキーワードを詰め込む

隠しテキストを使用する

テキストを画像の背後に置くなどユーザーに分からない形でキーワードを入れ込む

不正なリダイレクトを行う

ユーザーを不本意に別のサイトへ誘導する

まとめ

ペンギンアップデートの導入によってスパム行為などは厳しく取り締まられるようになり、ブラックハットSEOは衰退していきました。今は、小手先のSEO施策ではなく、サイトの中身を重視したユーザーファーストのコンテンツづくりが大切な時代です。

SEOに関するお悩みは、アイオイクス株式会社までお気軽にご相談ください。弊社はこれまで多数の企業でSEOコンサルティングサービスを提供してきました。お客様の課題に対して伴走型でサイト改善を行っていきます。

関連キーワード

記事キーワード

  • Facebook
  • X
  • はてなブックマーク
  • pocket
  • LINE
  • URLをコピー
    URLをコピーしました!

編集者情報

  • X

遠藤幸三郎

アイオイクス Webコンサルティング事業部 第二局 局長。美術大学卒業後、アイオイクス株式会社にWEBデザイナーとして入社。10年以上にわたり、数え切れない数のSEOプロジェクトに携わる。コンサルタントとして「事業理解に基づくWEBマーケティング」をモットーに、事業課題をWEBマーケティングの力で解決する支援を実施。 SEOだけでなく、戦略立案・CV改善・Youtube活用・ソーシャルツール活用など支援のカバー範囲は多岐にわたる。趣味は料理、絵を描くこと、サウナ。

メディアTOPに戻る

RECRUIT

一緒に働く人が大事な今の時代だからこそ、実力のある会社で力をつけてほしい。
自分を成長させたい人、新しいチャレンジが好きな人は、いつでも歓迎します。