今回はGoogle Search Consoleシリーズで、テーマは「孤立したページ」です。
気づきづらい項目のため、対応されているお客様はほとんどいらっしゃいません。
しかし、SEO的に正しく評価されないリスクがありますので、注意が必要です。
この記事では「孤立したページ」の見つけ方と対応方法を解説しますので、ぜひ試してみて下さい。
「孤立したページ」とは
どのページからも内部リンクが張られていないページです。
よくある事例として、下記のようなものが挙げられます。
- 新しく作成したディレクトリやページ
- 削除し忘れた古いディレクトリやページ
- 内部リンクが張れないサイト構造
新しく作成したディレクトリやページ
既存のサイトに新しくディレクトリやページを作成した際、何かしらの理由で内部リンクが繋がっていないことがあります。
Googleのクローラーはsitemap.xmlや外部リンクを辿って孤立したページを見つけることができますが、ユーザーは見つけることができません。
そのため、せっかく作成したページでもユーザーに見てもらえなければ意味がありません。
また、SEOの観点からいいますと、内部リンクが張られていないページは重要ではないと見なされ、インデックスされなくなるとGoogleのジョン・ミューラー氏は述べています。
サイトマップで送信しただけでサイト内からリンクが張れていないと、さほど重要でないとみなされ、インデックスされないことがありうる。
●引用元:Search Consoleカバレッジレポートの「検出-インデックス未登録」はサイトマップ送信だけで内部リンクされていないからかも
そうなると、新しく作成したページが評価されなくなってしまいますので、内部リンクを張る必要があります。
削除し忘れた古いディレクトリやページ
使用しなくなったディレクトリやページを削除せずに、内部リンクを外しただけになっているケースがあります。
実際にあった事例として、下記のようなものがありました。
- ガラケー向けに作成したディレクトリ
- 終了した企画ページ
- 販売終了になった商品ページ
この場合、クローラーが無駄にクロールしてしまったり、低品質コンテンツとして扱われたりするなど、SEOへの悪影響があります。
そのため、このようなディレクトリやページは削除することを推奨します。
孤立したページの見つけ方
ではGoogle Search Consoleのどこを見れば「孤立したページ」が見つけられるかといいますと、結論「カバレッジ > 除外 > 検出 – インデックス未登録」を見ます。
ここに表示されるものは下記の2つが考えられます。
- 孤立したページ(サイトマップで送信しただけでサイト内からリンクが張れていない場合)
- Google が URL をクロールしようとして、サイトが過負荷だったために、クロールの再スケジュールが必要となった場合
そのため下記の手順で「孤立したページ」かどうか確認します。
内部リンクの確認
内部リンクが張られていないか確認するために、「検出 – インデックス未登録」に表示されているURLを用いて、下記の手順で調べます。
下記のように「内部リンク」の数が表示された場合は、内部リンクが張られているので、孤立したページではありません。
下記のように何も表示されなかった場合は、内部リンクが張られていないので、孤立したページです。
●参考:「検出 – インデックス未登録」とSearch Consoleで表示されたときの対処方法
まとめ
孤立したページは、孤立するだけの理由があり、意識の外にあるケースも珍しくありません。
長年引き継いできたサイトを見た際に孤立ページをお伝えすると、「こんなページが存在していたんだ!」と驚かれるお客様もいらっしゃいます。
あなたのサイトにも そのような発見がありましたら幸いです。
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