今回はGoogle Search Consoleシリーズで、「検出 – インデックス未登録」について説明します。
「これだけ見ても、何をどうしたらいいかわからない」というご相談をいただくことも多いため、参考にしていただければ幸いです。
「検出 – インデックス未登録」と表示される原因と対応策
Googleが公表している原因は下記の2つです。
- サイトへの過負荷を予想しクロールを中止した
- 内部リンクが張られていない「孤立したページ」と見なされた
- 「低品質コンテンツ」と見なされた
- 「重複コンテンツ」と見なされた
1.サイトへの過負荷を予想しクロールを中止した
Googleのクローラはページを検出はしたものの、クロールすることでサイトに過負荷を与えてしまうと判断し、クロールを中止した状態です。
そのため「前回のクロール日」が「該当なし」になっています。
検出 – インデックス未登録: ページは Google により検出されましたが、まだクロールされていません。これは通常、Google が URL をクロールしようとしたものの、サイトへの過負荷が予想されたため、クロールの再スケジュールが必要となった場合です。そのため、レポート上で最終クロール日が空欄になっています。
●引用元:インデックス カバレッジ レポート – Search Console ヘルプ
対応策
「インデックス登録リクエスト」をすることを推奨します。
まず「URL検査」を行い、
「インデックス登録をリクエスト」を選択します。
クローラが回ってくるのを待ち、「検出 – インデックス未登録」から表示されなくなるのを確認します。
もし表示され続けた場合は、次の「重要でないページだと見なされた」可能性が高いです。
2.内部リンクが張られていない「孤立したページ」と見なされた
英語版オフィスアワーにおいて、Googleのジョン・ミューラー氏は「検出 – インデックス未登録が 2 年以上解消されない」という質問に対して、「サイトマップで送信しただけで内部リンクが張られていない場合、あまり重要でないとみなされインデックスされないこともある」と回答しています。
つまり、どこからも内部リンクが張られていない「孤立したページ」です。
●参考:Google Search Consoleで「孤立したページ」を見つける方法
対応策
対象ページに内部リンクが張られていないかを確認します。
まずサイドバーにある「リンク」を選択します。
次に内部リンクの下にある「詳細」を選択します。
「ターゲットページ」を選択し、
対象ページのURLを入力すると、内部リンクの数が表示されます。
もし内部リンクが張られていない場合は、下記のように内部リンクの数が表示されません。
この場合、関連する他ページから内部リンクを張ることを推奨します。
Googleが内部リンクを認識したタイミングで「インデックス登録リクエスト」を行い、クロールが行われれば「検出 – インデックス未登録」に表示されなくなるはずです。
3.低品質コンテンツと見なされた
大規模サイトのようにページ数が多い場合は、Googleはすべてのページをインデックスしません。
特に低品質コンテンツと判断されたページの優先度は下げられます。
対応策
GoogleはGoogle Webmaster Central office-hours hangoutの中でページ数を減らすことを推奨しています。
ただ減らすのではなく、関連するページを1つに統合していきます。
それにより、コンテンツの高品質化を行うのです。
●参考:Google Search Consoleで「低品質コンテンツ」を見つける方法と対処方法
4.重複コンテンツと見なされた
URLが非常に類似している場合、Googleは既にあるページだと判断しインデックスしないことがあります。
例えばURLの大文字と小文字の違いのみなどです。
対処方法
これはコンテンツを自動生成しているサイトに多い現象です。
URLの生成に誤りがないか、エンジニアに確認をしてもらいましょう。
●参考記事:重複コンテンツがSEOに与える影響と対処方法
まとめ
「検出 – インデックス未登録」は様々な原因が考えられます。
今回の記事を参考にして、順を追って調べてみてください。
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