こんにちは、アイオイクスの星野です。
コンテンツに関わる担当者様なら「あるある」であろう、「なんかおもしろい企画でいい感じの記事を作りたい」「いつもと違う切り口のテーマがほしい」に遭遇する機会はないでしょうか。
そんな急にいい感じのアイデアなんか浮かぶか~い
という心の声が浮かんでしまいかねませんが、アイデアが尽きた!もう何も出ない!!状態や、あまりにも知らないジャンルすぎてどんなトピックがあるのかわからない、そんな時にトレンドや検索結果から企画のヒントをもらう術を紹介します。
馴染みのない洋画も、金曜ロードショーなら流し見してしまう…そんな知らない世界からアイデアを得る機会をちょっとした時間に作ってみましょう!
トレンドをヒントにする時は?
ざっとトレンドから企画のヒントを見つける際は、下記のページなどを見ています。
Google トレンド
https://trends.google.co.jp/trends/
Google トレンドの「急上昇」タブから、「毎日の検索トレンド」や「リアルタイムの検索トレンド」をざざっと見てみます。
指定していない状態ですと、リアルタイムの検索トレンドはその時々のリアルタイムトレンドですから、「これは!!!」と思えるトピックが表示されていないタイミングもあるかと思います。
右上のカテゴリフィルタから「エンタテイメント」「すべてのカテゴリ」「スポーツ」「ビジネス」「科学&テクノロジー」「健康」のカテゴリを選択することもできるので、それらにマッチしたカテゴリを検索したい時はフィルタリングしてみるのもおすすめです。
速報やニュース内容によってリアルタイムの検索トレンドは左右されますので、ざっと日毎何が起きていたか?のトレンドを見る際は、「毎日の検索トレンド」からチェックします。
2023年8月31日はスーパーブルームーンでした。1年間の中でも最も大きく見え、1か月で2度目の満月が重なる現象のことを指すようです。スーパーブルームーン、ピンクムーンなど、月の表情がトレンドに掲載されていると、同じ夜空をこんなにたくさんの人が検索していることがわかってちょっぴりほっこりしますね。
関連ニュースから、各社切り取り方の違うニュースが読めるので、トレンドから記事の掘り下げ方も一緒に参考にできると思います。
Yahoo!リアルタイム検索
Yahoo!リアルタイム検索はX(旧Twitter)でのトレンドやおもしろポストをリアルタイムで把握することができます。
なんもアイデアがない!時はトップページからトレンド、テレビから、今Xで何がポストされているかを見れますし、人気ツイートからはその日中にバズっていたポストが画像付きで並んでいるため、全体をチェックしやすくなっています。
Yahoo!リアルタイム検索で人気のツイートをチェック、あるいはキーワードを入れて検索してみると、右側メニューに「ツイート数の推移」とトラフィックの変化がグラフで、また、「感情の割合」でポジティブなポストであるか、ネガティブなポストであるかが円グラフで表示されており、キーワードがどのような位置付けでポストされているかが参考にできます。
ひとつ注意したいのが、Yahoo!リアルタイム検索で検索、表示できるのは日本語に限られることです。
英単語でも例えばイベント名やゲーム名といった、ある程度X内でも日本語でポストされている内容であればヒットするのですが、基本的に対象外と思ったほうが良いようです。
Yahoo!リアルタイム検索で気になるトピックやポストを掘り下げる際は日本語で調べてみましょう。
X(旧Twitter)のトレンド
大元のXでのトレンドも参考として見てみるときがあります。
※2023年9月時点ではログインをしていないとトレンドページにアクセスできないようになってしまいました……
Xのアカウントにログインできれば、検索にはトレンド一覧が表示されます。
ユーザーへの「おすすめ」、設定地域の「トレンド」、「ニュース」「スポーツ」「エンターテイメント」からそれぞれのトレンドを見ることができます。
Yahoo!リアルタイム検索ではいつが最終更新のトレンドか、今日何がバズっていたのか、そのトレンドキーワードがどのような位置づけかが見れますが、Xのトレンド欄ではもっとざっくばらんに全体のトレンドをチェックする感じで使っています。
Xのトレンドをもっと細かく見たい、地域設定や時間帯を変えて履歴を追って見たい場合はX内でなく、下記のような別ページのXトレンド一覧からトレンドを追って見てみる場合が多いです。
特定の番組が放送される曜日、時間帯などは数時間に渡ってトレンドが表示されることもあり、特定のトレンドや番組にあわせて企画を練っている時は動きを見ると面白いです。
起きて見ていられるかは別として、ニチアサの大人としては日曜のトレンドの動き方がまさしく日曜朝だなあ、と思います。トレンドを見ていると今日新キャラが登場したんだな、とか、新しいおもちゃが出たのね、といった動きがざっくりわかります。。。
Googleニュース&Yahoo!ニュース
世のトレンド、バズを見てそれでも琴線に触れる企画アイデアのヒントに出会えない時、ここはやはり世の中の動きを見てみるか、となります。(トレンドとニュースはチェックが前後することもあります)
SNSのトレンドは各SNSに登録しているユーザーの中でも投稿している一部の層がトレンドとして表示されていることを念頭に、もっと大きな全体のニュースを見るとこれは今後SNSでもバズりそうだな、評判が良さそうだな、といった情報に出会えることがあります。
radikoやYouTubeのニュースも活用
調べるぞ!ちょっと見てみよう!と時間がある時は上記の方法で、日頃やランチタイムの合間に流し見、流し聞きしてアイデア探ししたいな~、というときradikoやYouTubeを活用しています。
radikoで各社のラジオをバックグラウンドでかけていることで、日頃の話題を流し聴くこともできますし、YouTubeで「【ライブ】お昼のニュース○月○日」とライブ放送をしている各局の放送をランチ中に眺めたりすることもあります。
お花見シーズンは開花情報やお花見スポット、桜にちなんだメニュー、といった紹介からアイデアが浮かぶこともありました。
価格.comのテレビ紹介情報ページ
クライアントから「急に○○の商品が売れるようになった」「お客さまから○○の商品問い合わせが増えた」背景を探るとまだまだテレビ紹介が強いな、と感じます。
価格.comのテレビ紹介情報ページでは、テレビ番組で紹介された話題の情報をまとめてチェックすることができます。
前段のように過去取り上げられていたか?は「期間を指定する」ことで情報をチェックしやすくなっていますし、これからテレビ番組で紹介されるか、どのような内容が放送されるのか?もカテゴリ別や情報一覧から内容をチェックすることができます。
前述のGoogleトレンドやニュースで度々見かける話題も、テレビ紹介情報ページとあわせてチェックすることで、実はこのテレビ番組で紹介されて、テレビ番組内で芸能人がひとこと触れていて、そんな背景がつながることがあります。
紀伊国屋やAmazonの書籍ランキング
逆にトレンドやニュース、TV番組では動きがつかめないが、普遍的な、ずっと人気の情報を知るには、紀伊国屋や、Amazonの書籍ランキングを見てみると参考になります。
また、企画アイデア後の構成や情報の掘り下げ方を練る際にも書籍や雑誌が非常に参考になります。何人もの目を通してチェックすることはWebも紙面も変わりはありませんが、Webと違い、簡単に修正ができないことから読みやすさや情報の精査をふんだんに行っている印象を持っています。
書籍ランキングはデイリーではなく、マンスリーの期間でランキングを見ることをおすすめします。紙面のメリットである情報が精査されていること、月間のベストセラーであることから多くの人の興味を引く情報源として、企画アイデアのヒントが見えてくると思います。
PR Times
トレンド、TV番組、ニュース、書籍といった情報をある程度追った中で、企業の情報もチェックする場合は企業が公式で発表しているプレスリリースに目を通してみましょう。
PR Times上で各カテゴリに分かれていますし、気になったカテゴリ、プレスリリース上で社名を選択することで、各社のプレスリリースをまとめてチェックすることができます。
飲食店は季節ごとに限定商品を出す際プレスリリースを出しており、例えばハンバーガーひとつとっても複数社のプレスリリースを比較することで各社の違いや見せ方の違いがわかり、紹介、比較企画のヒントにできるでしょう。1社のプレスリリースをまとめて見ることでも、サービスが拡大、成長していれば人気である理由を考えたり、調べてみることで企画のヒントが生まれるかもしれません。
検索結果から企画のアイデアを探す
ここまで色々な方法で企画アイデアのヒントを探す方法を紹介してきましたが、結局はGoogle検索しますよね!
トレンドやトピックからこれは!と思ったキーワードやテーマで検索した際、直近ですとGoogleが生成AIで検索結果の内容を整理して概要を紹介する機能(SGE)の試験運用がスタートしました。
今までは検索結果のタイトルをまとめて流し読みして……上位の1~3位のページ内容を見て……掲載内容を精査して……と行っていた内容をGoogleが手助けしてくれる機能になると予想されています。
企画アイデアを考えるところですと、多くの情報を同時に精査する必要があり、その点ではひとつ朗報となりうるかもしれません。今後のアップデートに個人的にも注目しています。
執筆時点ではこのような返答内容でした。なるほど……
まとめ
弊社では、自社と競合他社のキーワード差分をチェックして…とSEO的観点からテーマやキーワードを探すことの多いですが、自由度が高く、ユーザーに楽しくかつタメになるコンテンツを制作する上で、引き出しは広ければ広いほど、目的を達成するための意外なアイデアが役に立つ!と思うことが少なくありません。
Web担当者ならではのメディアや書籍から情報を得ることももちろんですが、目線を変えて複数の情報源をヒントに企画アイデア探しを日々行っていきましょう。
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