新年あけましておめでとうございます。コンサルタントの藤池(@ioix_fujiike)です。
本年もアイオイクス並びに、アイオイクスの社員ブログをよろしくお願いします。
今回はSEO記事作成を外注したい!と考えた時に「SEOコンサルティング会社」と「記事作成代行会社」ではどちらに依頼すべきなのか、というテーマで執筆しました。
「SEOコンサルティング会社と記事作成代行会社どちらに頼めばいいの?」「なんとなく違いは分かるけど詳細な違いは分からない」などSEO記事の外注を検討する際気になる点ですよね。
実際「本数をたくさん作りたくて外注したけど修正にかなり時間が取られてしまった」「記事の質は確かに高いけどもっと記事を投下したい」など外注時の記事作成に関わるお悩みをよく伺います。限られた予算をしっかり成果に活かすには、外注先の形態をしっかり把握し自社に合ったパートナーを選定することが大切です。
本記事ではSEO記事を外注する際のパートナーの選び方に関して、記事作成代行会社で勤務していた経験や、現職の対応経験なども踏まえて解説させていただきます。
今回はSEO記事作成の外注パートナーの選び方を題材としておりますので、以下のようなお仕事に携わっている方にとって参考になれば幸いです。
- SEO記事作成を内製化できる時間がないマーケティング担当者様
- SEO記事作成で外注パートナーを検討している担当者様
※自社売上を上げるために運営しているオウンドメディア担当者様が外注を検討していることを前提としています。
【前提】SEO記事を外注するよくあるケース
まず前提としてどんな状況の時に外注を検討するか、これまで依頼を頂いたケースを取り上げてみます。
SEO記事を外注するケースはいろいろあると思いますが、大枠は以下のケースが多いのではないでしょうか?
- 社内にライティングできる人的リソースがないケース
- 専門的なライターやディレクターに執筆を担当してほしいケース
- 早期に記事を作成したいケース
他にも「消化できる予算枠ができたから外注パートナーを使って記事をたくさんストックしておきたい」「メインで担当していた社員が不在になってしまったため外部の助けが必要」などの理由で御発注いただくケースもありました。
そんな時に力になってくれるのが、以下のようなパートナーです。
- クラウドソーシングやフリーランスなど個人ライター
- ディレクターが介在する記事作成代行会社
- SEO全体の知見を持ったSEOコンサルティング会社
それぞれ特徴や強みがあるので、当然発注側の担当者様は困ってしまいます。私が過去に相談を受けたケースでは以下のような悩みをお持ちの担当者様が多かったです。
今回はそんな担当者様の悩みを解決すべく「SEOコンサルティング会社」と「記事作成代行会社」に絞り、それぞれの特徴や比較をしながら自社に合った外注パートナーを選ぶポイントをご紹介します。
SEOコンサルティング会社に依頼するとコンバージョン導線まで考え抜いて制作してもらえる
- ユーザーの態度変容を考えたファネルやペルソナの構築から考えてくれる
- 各ツールを使用しながら目的達成が見込んだキーワード選定
- 回遊率やユーザー導線を意識した内部リンク設定
上記が、私が感じているSEOコンサルティング会社が作る記事の特徴です。
SEOコンサルティング会社は、SEOプロジェクトの一環として記事作成を捉えており、ユーザー設計から目標ゴールまでの道筋を定義してくれる印象があります。
実際に、SEOコンサルティング会社であるアイオイクスが作るコンテンツには以下のような特徴があります。
記事作成代行会社に依頼するとスピーディで柔軟に制作してもらえる
- 1記事当たりにかかる費用がお手頃で発注のハードルが低め
- 契約期間や発注記事数などに大きな縛りがない
- 記事作成に特化しているため、急な相談でもスピーディに対応してくれる
次に記事作成代行会社の特徴ですが、文字通り記事作成に特化しているため作成スピードや作成本数を強みにしている会社が多い印象です。取材記事作成や記事に使用する写真撮影など記事オプションも豊富かつ、スピーディに対応してもらえる印象があります。
私が勤務していた記事作成代行会社の特徴を一部抜粋しました。
- ご要望にあわせた2つの料金プランがあり費用を抑えた記事作成が可能
- 納品後30日間は修正対応可能で納得いく記事に仕上げられる
- 図解作成や専門家監修など記事作成に関連した様々なオプションがある
ご依頼時の記事本数下限や契約期間の縛りが少ないのも特徴です。少量本数から気軽に依頼できるのが大きな強みと言えるでしょう。
各項目の比較表
これまでご相談いただいた経験をもとに、SEOコンサルティング会社と記事作成代行会社の記事作成を比較した一覧が以下の図です。
実際にクライアント様とお話をしていてもこのように感じている方が多かった印象です。でも検討フェーズで気になるのは、もう一歩踏み込んだ「本当のところどうなの?」という箇所ですよね。
ご担当者様のよくあるご質問5つに回答します!
それではご担当者様の目線に立って、実際どちらがパートナーとしておすすめできるのかを各項目ごとにお答えしていきます。
私は前職、現職と多くのクライアント様のご相談対応をしてきました。今回はその経験を活かして、ご担当者様がぶつかるであろうよくあるお悩み5つに回答していきます。
※あくまで私が経験してきたことによる見解ですので、すべての事例には当てはまらないことをご了承ください。一つの参考にしていただけますと幸いです。
よくあるご質問1 結局成果が出るのはどっち?
一番お受けする質問であり、一番お答えが難しい質問でもあります。
例えば新規記事を制作し、検索結果1位を獲得したいとご依頼いただいた場合、どちらが制作しても1位を獲得できる可能性があります。
ただ、そのプロセスやアフターフォローに差があると感じています。
私が記事作成代行会社で働いていた時は、会社方針もありましたが順位が上がらない際は「記事のリライト」をご提案していました。リライトにより順位上昇を狙うケースです。これは正攻法でもありますが、もう一歩踏み込んだ提案が欲しいですよね。
一方、SEOコンサルティング会社の場合は、なぜ順位が振るわなかったかを分析し、複数ある選択肢から最適なものをご提案・実施しながら順位上昇を狙います。
あらかじめ順位が振るわなかった際のリスクヘッジも考慮して制作工程に入る体制は、SEOコンサルティング会社の方に強みがあると言えます。
アイオイクスを例にすると、記事制作の先にあるコンバージョン獲得などの中長期的な視点でSEO施策を考えています。そもそもの事業目的は何か?をクライアントとしっかり擦り合わせたうえで、コンテンツ制作に取り組んでいます。
実際にアイオイクスの強みとしても、二の矢三の矢を考慮したプランニングを実施しています。
よくあるご質問2 費用対効果が高いのはどっち?
記事作成の費用感で言うと記事作成代行会社に軍配があがるケースがほとんどでしょう。会社が定めるプランやオプションにより変動はありますが、限られた予算で記事をたくさん制作したい場合は、記事作成代行会社がおすすめです。
一方、SEOコンサルティング会社が制作する記事は値段が高い傾向にあります。しかし事前調査やユーザー導線設計、ペルソナ制作など先の成果も見据えた記事作成をおこなうため、長期目線だと限られた予算で費用対効果が高い記事を作るならSEOコンサルティング会社を選ぶ選択肢もありです。
ここは商談時やお問い合わせフォームから「過去の成功事例」「自社に似た記事作成の成功事例」をヒアリングすることをおすすめします。
よくあるご質問3 SEOについて学べるのはどっち?
「今後SEOチームの内製化を検討している」「SEOについての知見やアドバイスをもらいながら勉強していきたい」といったご要望も含まれる場合は、SEOコンサルティング会社がおすすめです。記事作成以外にも分析ツールの活用法やSEOに関する知見を受け取れる可能性が高いでしょう。
実際にアイオイクスでも記事作成に関する内容からテクニカル施策に関する内容まで、さまざまな質問をご契約しているクライアント様から受けています。担当者やその領域の知見が深いものから回答をおこなうことで、クライアント様のSEOに関する知見も深まっているのではないでしょうか。
一方で記事作成に比重を置いている記事作成代行会社の場合、担当者の知見や経験が深ければ学べる可能性はありますが、SEOに関する様々な質疑応答をサービスとして設けていないところも多く、基本的には難しいと考えてよいでしょう。
よくあるご質問4 上長・決裁者の承認が下りやすいのはどっち?
金額の安さだけで決裁が下りるとしたら、1記事ごとに本数増減やオプション調整ができる記事作成代行会社に軍配があがります。SEOコンサルティング会社と比較しても「発注記事数に縛りなし」「1記事からでもOK」「契約期間などの縛りなし」としている会社も多く、調整がしやすいのは記事作成代行会社でしょう。
一方で「SEOコンサルティング会社に依頼したいけど承認は下りそうもない」「自分の口ではうまく上長・決裁者に説明できない」と感じている場合は、SEOコンサルティング会社のコンサルタントが力になってくれるかもしれません。
専門的な視点からの説明はもちろん、第三者としての状況説明や今後の見通しの説明に、SEOコンサルタントは長けています。SEOコンサルタントは担当者さんが伝えにくいことも代弁してくれる良きパートナーなのです。
実際にアイオイクスでも、担当者様が上長決裁を取れるよう資料を何度も制作し直したり、時には決裁説明の場に同席しフォローする場面もありました。
ここは担当者や会社の方針にもよるので、商談時に「決裁を通すためにどんなフォローをしてくれるか」「説明の場に同席してくれるか」と率直に聞いてみましょう。決裁を取るために力になってくれるかどうか判断できます。
よくあるご質問5 どちらに依頼すればいいかわからないから相談したい
「どうしても決断できないから事前に相談したい」「記事作成代行会社にどこまで依頼できるのか知りたい」「SEOコンサルティング会社と記事作成代行会社の併用って意味ある?」などお悩みは尽きないですよね。
そんな時は直接検討している会社に相談してみるのが一番です。お問い合わせフォームや電話で回答をしてくれる会社もあります。
また、もし「藤池に相談してみたい」という方がいらっしゃいましたら私(@ioix_fujiike)までご相談ください。
当社事例にもあった「担当するライターの方によって記事の質が変わってしまう」という課題
アイオイクスをパートナーに選んでいただいた株式会社シャノン様の事例を紹介いたします。
シャノン様は別の記事作成代行会社様をご利用の後、アイオイクスのコンテンツ制作サービスを再度ご利用頂いた経緯があります。
主力製品であるマーケティングオートメーション(MA)の「SHANON MARKETING PLATFORM」は、多くの企業のマーケティング部門で活用されているツールです。
当社へリプレイスの際、BtoBマーケティングという専門性が高い領域を扱っているため、担当するライターの方によって記事の質が変わってしまう、安定しないという課題がありました。
そのため当社で課題を基に座組みを構築し、現在では「MTGから納品に至るまでの対応・コンテンツ品質の高さ・コンテンツ制作を進める座組」などご評価いただいております。
詳細に関してはクオリティの高いコンテンツを生み出すためには体制作りから。BtoB領域のコンテンツ制作を支援/株式会社シャノン様をご覧ください。
また、ご支援した事例が知りたい方へ、事例・実績をまとめた資料がございますので、こちらもあわせてご活用ください。
まとめ
今回はSEO記事を外注するにあたって「SEOコンサルティング会社」と「記事作成代行会社」どちらに発注するべきかについて、私の経験をもとにお話ししました。
まとめると、外部にSEO記事作成を依頼する際は、以下の要素を意識することで後悔が少ないパートナー選びができると考えています。
- 短期目線ではなく長期目線でパートナーを選ぶ
- まずは商談して担当者との相性を確かめる
- 決断が難しい場合は直接検討会社に相談する
SEO記事を外注する際のパートナー選びに、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。
アイオイクスのコンサルタントやコンテンツ制作メンバーは、クライアント様の理解やサービスの理解をとことん行います。実際に競合サービスに申し込んでユーザーとなるメンバーもいれば、実店舗に足を運んで担当者さんや接客担当の方とお話をして理解を深めるメンバーもおります。
こういった深く商材理解ができるからこそ、より良い提案やコミュニケーションが生まれると私たちは考えています。実際に直近実施した顧客満足度調査では9割近いクライアント様から「担当者の対応・コミュニケーションが良い」と高い評価をいただいております。
SEOや記事作成に対する課題や疑問がございましたら、ぜひ一度お声がけください。
アイオイクスではSEOを軸としたWebコンサルティングサービスを提供しています。
いわゆるSEOの型に沿った施策ではなく、お客様の事業やWebサイトの構成を踏まえた最適な施策のご提案を重要視しています。SEOにお困りの際はぜひご相談ください。
→SEOコンサルティング サービスページ
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