ChatGPTは検索エンジンの代替になり得るか?人間とAI両者の見解

アイオイクス株式会社新入社員のニイザワです。
好きな漫画はワンピース、嫌いなピエロはヒソカです。

さて、次世代の学習型AI「ChatGPT」が昨今何かと話題になっていますね。
後ほど解説するのですが、このAIは凄まじい性能を誇っており、今後益々進化していくことが容易に想像できます。
このChatGPT、回答のスピードや正確性、プログラム言語から様々な国の言語に対応しているだけでも末恐ろしいのですが、我々の属しているようなSEOやWebマーケティング界隈をザワつかせているのが、
人間の「知りたい」に応える機能として、検索エンジンに取って代わるものになるのでは?
というポイントです。

本稿では実際にChatGPTとの対話を重ねながら得た、現段階の見解をAI視点と人間(ニイザワ)視点で書き示していこうと思います。

目次

ChatGPTとは

ChatGPTは、OpenAIが開発した、自然言語処理のタスクを実行するためにトレーニングされた次世代の学習型対話機能を持つAIです。
ユーザーの質問に対してインターネット上の記事、学術書、論文から解答を導き出し、自然な会話のように明快な回答を短時間で返してくれるため、人間の「知りたい」に応える新しい手段の一つとして注目を集めています。

検索エンジンとの違い

一般的に、検索エンジンで知りたいことを調べる場合、「1人の視点で書かれたコンテンツ」を複数パターン読むことになるかと思います。これに対し、ChatGPTは、「あらかじめ複数のコンテンツから学習した情報」を統合し、回答します。
また、ユーザー個人の情報を参照しないため、「おすすめ」や「趣味趣向に沿った回答」のような、パーソナライズされた情報を示すことができません。

また、参照元のデータや、どの情報が正しいかを判断するアルゴリズムが未熟であるため、質問の仕方によっては精度が高いとは言い難い回答をするケースも見受けられます。

※2023年1月時点のお話です。

ただし、検索エンジンにできない高度な回答をすることも可能であり、「二つの近似した情報を比較し、差異を導き出す」、「二つの異なる情報の共通点を導き出す」等は、検索エンジン単体には真似できない芸当です。これは普通に凄すぎて恐怖すら感じました。その具体例を貼り付けておきます。

ChatGPTの見解を直接聞いてみました

「結局検索エンジンに成り代わるの?どうなの?」を本人?に直接聞いてみることにしました。


▲この精度で日本語を記述できる性能と、謙虚な姿勢を併せ持つ・・・♠

つまりChatGPTが言うにはどうやら、
・データベースの規模が小さく、検索できる対象が限られている
・情報の新しさや精度で一般的な検索エンジンに劣っている

といった理由で、今のところ検索エンジンの代替にはならない、ということのようです。

では少し質問を変えて、「Google検索にChatGPTが与える影響」について聞いてみましょう。

なるほど。つまり、検索エンジンの補助として活躍できる可能性は秘めている?ゆくゆくは成り代わるんじゃないの?どうなの?みたいなところには踏み込んでくれませんでしたね・・・。
未来を想像するという分野において、個人のバイアスが反映されることがないため、恐らく人間が書くものと違って、ChatGPTは予測、推測の類が苦手であることが伺えます。

ChatGPTの抱える課題

さて、かなり高性能なChatGPTですが、ここまで読んでいただければなんとなくお察しいただけるように、苦手なこともあるにはあるようです。それは例えば質問と検索の違いですね。「明確な答えがある質問に答えること」は得意なようです。

しかし検索行動とは往々にして目的が複数あるもので、例えば「複数の異なる結果をサンプリングしたい」のような、もっとカジュアルに言えば「なんか暇つぶししたい」のようなふんわりした、「明確に解答が欲しい」とは別軸の検索意図を持ったものには上手く応えることができないようです。


また、ChatGPTは現段階では音声や画像の分析には対応していないため、どれだけ言葉を綴ることが得意でも、リズム(音節)や独自の文化に基づいた検索には対応しきれないようです。(本人?は得意げなのがカワイイですね)

▲ニイザワはもしAIが反乱を起こしたら真っ先にターミネートされるでしょう・・・

人間代表の見解

色々と書き連ねてきましたが、まずChatGPTは、質問の内容によっては回答の速度と精度が凄まじいと言えます。
そして世界中でこのAIに学習を繰り返させている人間が無数に存在していることを鑑みると、遅かれ早かれ「なんでも教えてくれるAI」になると思わせられる脅威の存在です。

なんといってもChatGPTは、「Pythonでテトリス作って」とか、「Excelのマクロで〇〇して」のような、プログラミングもこなせるようで、もうこの分野だけ見れば余裕で人間の頭上を飛び越えていっているわけで。
データベースの規模が小さいとは言うものの、それは今発展途上だからなのでは?と思わなくもないわけで、何が言いたいかと言えば、いち人間として僕が回答できることは全然アレなわけで、えーーーっとつまり人間がAIにむざむざ敗北するとなんかちょっと悔しいし怖いので、ぼくはちょっとそれはなんかだってだって・・・

・・・のような、「意味のない文」や、「明確に解答がないが、なんとなく感情は伝わる文」のようなものは真似できないと思うのですが、こと利便性という点においてこのAIの進化は止まらないことが予想できるため、日々ChatGPTの進化と検索エンジンの動向をチェックしていく必要がありそうです。

おまけ:ChatGPTと戦ってみました

▲「ヤボなこと聞くんじゃねェ」と言わんばかりに公然の秘密を守るChatGPT。

この記事を書いた人

新澤大のアバター 新澤大 コンサルタント

アイオイクスの新入社員。年齢は若いわけではないのに、立ち振る舞いは新卒のそれ。好きなケースは「ボビンケース」。

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