コンテンツのSEOを進行する際によく遭遇する悩みとSEOに取り組むタイミングとは？

2024年5月9日

こんにちは、アイオイクスの星野です。

本日は「ホームページを立ち上げたがこれからどうやって自社を知ってもらえばいいかわからない」「自社メディアを立ち上げる予定だが自社のリソースをひっ迫したくない」「SEO記事以外の取り組みをどこかのタイミングで考えたい」、メディア立ち上げやこれからSEOに力を入れていきたい際によく遭遇するお悩みについてご紹介します。

中長期的な集客効果が望めるコンテンツのSEO

人間が都度紹介、営業しなければいけないところも、サービス紹介、PRを記事化、コンテンツ化することで、自社サービスを知り尽くした専門家が24時間365日、時間を問わず見込み顧客にアプローチできます。

Webで新たに自社のPR、集客活動を始める中でSEO、ユーザーの検索意図に沿った良質なコンテンツを継続的に発信し、自然検索からの集客増加を目指すコンテンツのSEOは重要です。

有益なコンテンツでユーザーとの接点をキープすることで、中長期的な集客効果が期待できます。

また、質の高いコンテンツはSEO評価を高め、サイトの全体的な強化に貢献します。これにより検索エンジンからサイト全体が評価され、検索結果上でも露出機会が増えることで自社サイトや商品、サービスに好印象を与えることができます。

コンテンツのSEOでよく遭遇する悩み

コンテンツのSEOや記事を作ったほうがいいことはわかるけど、メディアをこれから立ち上げる、立ち上げたばかりだが効率的に記事を投入していきたい方。コンテンツ制作によるSEOを始めるなら、新規Webサイトやメディアの立ち上げで開始するのが最適です。

とはいっても始めてみないと見えてこない、コンテンツSEOでよく遭遇するお悩みをご紹介します。

キーワード選定の難しさ

キーワード選定はSEOの基本ですが、競争の激しいキーワードを避けてニッチな市場を狙うのは簡単ではありません。効果的なキーワードは、ターゲットユーザーの検索意図と高い一致を示すものでなければならず、また、それが事業に役立つ・意味を持つものであることが重要です。SEOツールを使用して検索ボリュームと競争の程度を分析し、最適なキーワードを見つけ出すことが求められます。

弊社がお手伝いさせていただく際も、お客様とのヒアリング、ディスカッションを踏まえ獲得するキーワード、コンテンツの方向性を決める重要なパートでもあります。特にコンテンツSEOの中盤で適切なキーワードを選んでいくことは前述の項目が複数絡み合い、複雑な条件の中で選定することになり難易度が高くなります。

コンテンツの質と量のバランス

質の高いコンテンツを一貫して提供することは、ユーザーからの信頼と検索エンジンからの評価を獲得する上で不可欠です。ニッチな市場やテーマの場合は高品質なコンテンツを生み出す際にご担当者さま自身にライティングいただいたり、情報提供や監修をいただいたりする場合もあります。定期的にコンテンツを作成するための時間が取れない……といったリソースが課題になることも少なくありません。

また、質より量を重視すべきか、その逆なのかを判断するにはキーワード選定の難しさも関係してきます。定期的なリライト、更新により情報の鮮度を持続できますが、どのコンテンツのどこを更新すべきか、どういった情報が抜けているか？分析の仕方がわからないといったお悩みは各メディアのご担当者さまからよく伺うお悩みのひとつでもあります。

ユーザーの意図との一致

弊社でもコンテンツを制作する際にまずターゲットユーザーの検索意図を洗い出しますが、ユーザーの意図を正確に理解するには市場調査を行い、ユーザー行動や考えを分析する必要があります。ユーザーの意図、クエリの種類によっては読み物コンテンツではなく、商品比較やECへ直接購入導線を作成したほうが良い、といった判断も必要になってきます。

ユーザーの検索意図を満たすコンテンツを作成する際に、テーマにマッチしたライターや編集者はアサインできるのか、ニッチなテーマである場合に依頼者と制作側で情報交換は行えるのか、より深い理解度で制作できる仕組みづくりも重要になります。

内部リンクとサイト構造

内部リンクはサイトのSEO構造を強化し、ユーザーエクスペリエンスを向上させるために重要です。適切な内部リンクを設置することは、ウェブサイト内の情報の流れを改善し、検索エンジンがコンテンツの関連性と価値をよりよく理解する手助けをします。

が、Webサイトの構造上すでに階層が深い、コンテンツをいくつか入れており複雑になっている、逆にざっくり投入しており構造化できていない、内部リンクを設置できていないが進め方がわからないといったお悩みに遭遇します。

2023年～2024年頭はGoogleのコアアップデートによってコンテンツの評価が揺れ動く局面が多く感じましたが、弊社でご支援させていただいている企業の中でも、コンテンツの内部リンクを適切に設置していることによりアップデートの影響が最小限となった感覚がありました。コンテンツの数が膨大になる前に、構造や内部リンク設置をどのようにすべきか？視野にいれておくことがベターと感じます。

効果検証（結果の測定と分析）

いざメディアを立ち上げた！後でも長期的な視点で成果を測定し、戦略を調整するためにどの数値をいつ見るか、どのように改善していくか？が決まっていない、わからないといった悩みに遭遇することもあります。

SEOの成果は定量的に測定する必要があります。効果を最大限に引き出すには得られたデータを基に戦略を見直し、必要に応じて調整を行うことが求められます。自社で行う場合はキーワード選定→ユーザーの検索意図の理解→コンテンツの制作→効果検証→改善……を繰り返す流れになりますが、Google Search ConsoleやGoogle Analyticsといった成果測定に必要なツールを実はちゃんと使えていなかった！ということもあり、立ち上げの際に何が必要なのか、目的や追うべき指標、ターゲットが定まっていなかった、という課題に向き合うことも少なくありません。

検索流入を生むコンテンツ制作を始めるなら、メディアの立ち上げと同時に

もちろん既存メディアのコンテンツ制作の進め方にお悩みであったり、記事量が膨大になってきたので管理が煩雑でお悩みの場合もぜひ一度ご相談いただければと思いますが、メディア立ち上げから伴走させていただくことでより深い理解度でコンテンツ制作のテーマ選定やライティングにいかすことができると感じています。

最初はこんなに細かいことを聞くの？といったような、お客様にとって初心者すぎるような質問をするときもあるかと思いますが、ユーザーによりわかりやすく、寄り添ったコンテンツを制作させていただくためにもアイオイクスはより密なコミュニケーションを取らせていただいています。

当たり前すぎたり、記事にしても本当にユーザーに価値ある情報ですか？と思うようなことがあるかもしれませんが、感じている以上にその情報はユーザーにとって重要です。

普遍的な情報があふれているWebだからこそ、お客様のフィードバックや思いがコンテンツの品質、オリジナリティにも表れます。制作を進める上ではぜひバンバンフィードバックをいただければと思います。

また、メディア立ち上げのタイミングで、検索上位を獲得していくために絶対に毎月◯本記事を公開していく！という目標がある、SEO会社から提案された目標本数がある際は、自社あるいは制作会社の体制が整っているか見直してみることをおすすめします。

内製の場合は誰が担当者になるのか、ご自身で記事をコンスタントに発信されるのか、ライターに発注してスケジュール管理をされるのか、自社のメディアの仕様や公開スケジュール、公開後の計測など一連のフローを確認しておくと安心です。

当社の編集者もライティング1本の調査、ライティング、校正トータルで数時間がかかることを加味すると、もしご自身でライティングを含めて1ヶ月で5本、10本と公開を予定されている場合、公開手続きもふまえて1ヶ月丸々メディアご担当になる、といったイメージをするとよいかと思います。

今後を見据えて、思った以上に成果が出て来た場合など、臨機応変に対応ができるかも検討しておくとよいと感じます。

弊社でも毎月◯本を目安に記事制作を予定していた案件がありましたが、想定より早く対策していたテーマ群で検索結果の上位に表示されたケースがありました。その際には、新規記事の投稿比率を既存記事のリライトへ変更したり、Webサイト全体のテクニカル改善や広告、LP制作やインタビュー記事といったSEOに限らない対応へ変化させていきました。