こんにちは、アイオイクス株式会社の渥美(@ioix_atsumi)と申します。
以前、弊社主宰のセミナーでSEOに関する質問にひたすら答えるというものがあったのですが、あの時聞いたけど忘れちゃった、という声もありましたので紹介しきれなかった質問も含めてこのブログにてご紹介出来ればと思います。では早速いきます。
質問:Googleアップデートで振り回されているサイトとそうでないサイトについて、どんなサイト構造・運用体制に違いがあると感じておられますか?
回答:ドメインの強さや権威性や信頼性の有無、または強さに差があるか、テクニカル部分に穴があり、土台がしっかり出来ていないのではないかと思います。
具体的な事例ですと、重複ページがありGoogleがどちらのページを評価すべきか迷い、ランクインするページがコロコロ変わるような場合はアルゴリズムアップデートで大きく順位が変動する傾向があるように思います。
質問:キーワードプランナー等で狙いたいキーワードは見つけたものの、どういったキーワードから狙えばいいのかを知りたいです。
回答:サイトの状態やサイト規模、業種、狙うキーワードにもよりますが、最終的に辿り着きたいゴールを設定して、それを達成するには何をしたらいいかマイルストーンを置くようにKWを選定すればよいと思います。
BIG KWの上位表示を最終目標とするならば関連ワードから狙っていって土台を固めて本丸を攻めるといった具合です。またSERPsを確認し、自分のサイトが狙えるかどうかを判断する事も重要だと思います。例えばECサイトで狙いたいキーワードがあったとしても上位に楽天、amazonなど大手がひしめいているような場合は最初からそのキーワードを狙うのは無謀です。競合が少ないキーワードから攻めていくことをおススメいたします。
質問:SEO対策でやりがちな誤りは何ですか?
回答:テクニカル的な事ですと、canonical、 alternateの向き先が間違っているミス、httpからhttpsにした時にcanonicalがhttpsに向いていなかったり、内部リンクがhttpsに向いていなかったりすること。
全体的な話ですと、SEOは単なる手段だと思うのでそれが目的化すると良くないかなと思います。絶対にBIG KWで上位表示出来ていなければいけないのか、他のKWの方がCVが高かったりしないか、SEO以外の手段はないか?本来やるべきことを見失わないようにしたいものです。
質問:テキストよりも、画像や動画がメインの記事の方が上がりやすくなっていくのかなと感じているのですが、今後、上位をとっていきそうな記事に予想される特徴をご教示いただきたいです。
回答:テキストよりも画像や動画がメインの記事の方があがりやすくなっているというのはクエリにもよりますが、一概には言えないと思います。ひたすらテキストの羅列のページよりは適度に画像が入っていた方が読みやすいですしユーザーの興味を引きます。動画も同じくです。そういった意味ではテキストだけより上がりやすいのかもしれません。
逆にテキストが一切なくて画像だけ動画だけのページはあがりにくいと思われます。結局はそのページがユーザーの為に有益なものであるか?検索意図に合っているかどうか? それに尽きるのではないかと思います。
質問:コアウェブバイタルのSEOの影響度、動画設置のSEOの影響度(滞在時間が延びるのでSEO効果がある?など)
回答:コアウエブバイタルの影響はなってみないと分かりませんが、それによって劇的に順位が向上するということはないように思えます。なぜならこれまでもGoogleはページスピードをランキング要素に加えていたものの「ユーザーに本当に遅い体験を提供しているようなページについてのみ影響」させた例があるからです。
参考:ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します
動画設置をしたから順位が上昇という事もないと思います。滞在時間が伸びたからといって順位があがることも直接的にはありません。ただユーザーの為にページスピードを改善していくことや動画を置く事でユーザーの検索意図を満たす事になれば間接的に効果があるかもしれません。
質問:サーチコンソールをもとにしたチューニングの作業手順を教えてください
回答:真っ先にカバレッジ、ウェブに関する主な指標、モバイルユーザビリティを確認します。
・エラーチェック → あれば直す・カバレッジの除外項目から重複、低品質コンテンツのチェック
・インデックスされているかいないか分からないものはURL検査でチェック
リンク項目から内部リンクの状況を確認検索パフォーマンスだとページやキーワードで絞って全体の流れを把握ターゲットKWの関連ワードでどれくらい取れてるか、意図したページに意図したキーワードで流入があるかどうかなどを確認し、課題があれば状況に応じてチューニングしていきます。
チューニング方法は課題によって異なり、流入はあるけどCTRが低い場合はタイトルやディスクリプションを変更、そもそもターゲットキーワードで流入が取れていない場合はターゲットURLへの内部リンクの数やアンカーテキストなどのチューニングとコンテンツのテコ入れなどを検討します。
●参考:Google Search Console実践マニュアル
まとめ
いかがでしたか?あくまで私の見解ですが、今までの経験を踏まえて回答させていただきました。
第二弾も予定しておりますのでご期待ください。
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